インプレッサの中古車を探していると、走行距離が少ない割りに値段が相場より安かったり、年式が新しいのに値段が安いということがあります。
これは内外装の傷や汚れの有無などの違いもありますが、最悪の場合は事故車や修復歴のあるクルマである場合もあります。
現在、中古車市場に流通している車のうち、「事故車」もしくは「不正車」がおよそ10%あると言われています。
中には、事故車である事を隠して、販売している業者もあります。
そこで、そんな問題のある粗悪車をつかまされないために、インプレッサの中古車選びで失敗しない5つのチェックポイントを紹介したいと思います。
Contents
悪徳中古車業者を見分ける方法
悪徳中古車業者を見分ける方法はそれほど難しくありません。
というのも、今はネットが普及しており、問題を起こすような中古車業者は悪い評価が一気に出回るからです。
購入候補の車を見つけたら、その販売業者をネットで検索すればいいのです。
評判の悪い業者であれば、即ヒットします。
次に、おすすめしたいのが、中古車販売サイトでチェックする方法です。
たとえば、カーセンサーでは、中古車情報と一緒に販売業者の評価も掲載されています。
上記の業者はクチコミ評価が39件あって、5点満点のうち4.8点という高評価です。
実際にクチコミの内容を見ても、信頼できる業者である事がわかります。
販売業者のクチコミはしっかりとチェックしておけば、悪徳業者にひっかかる可能性はかなり低くなります。
中古車の査定表を見せてもらう
中古車業者の大半はオークションで車を手に入れて、販売します。
オークションでは、プロの査定員が車を細かくチェックしており、その内容は査定表に記録されます。
そこで、購入予定の車が見つかったときは、その販売店で「査定表を見せてもらえますか?」と頼みましょう。
信頼できる業者であれば、客の要望通りに査定表を見せてくれるはずです。
もし何らかの理由をつけて査定表を見せてくれない販売店は信用できないと思った方がいいです。
通常、査定表には評価点が書かれており、5点以上なら良質な中古車だと思っていいでしょう。
また、査定表には修復歴の有無も記載されているので、素人でも状態を知ることができます。
詳しく知りたい方は以下のサイトでわかりやすく説明されています。
走行距離と年式の基準を知っておこう!
中古車選びで気になるのが、走行距離と年式です。
当然、走行距離は少なく、年式が新しいものに越したことはありませんが、今は昔と違って車の性能が上がっており、古い車でも問題なく走れます。
では、走行距離と年式の限界はどれくらいまでなのか?
一般的には「車の寿命は10年・10万キロ」と言われているようですが、実際はもっと走れます。
例えば、タクシーは走行距離40万キロと言われており、一般車であれば10万キロを超えても問題なく安全に走行できると考えていいでしょう。
とはいえ、実際に中古車を選ぶときは、どれくらいの走行距離のものを選べばいいのか?
と思われる方も多いでしょう。
そこで、大まかな目安を紹介したいと思います。
できるだけ新しいものが欲しいなら、走行距離は3〜5万キロ
走行距離が3〜5万キロのものは中古車の主流です。
大事に乗られているクルマなら、価格は少々高くても安心して乗ることができます。
ただし、注意点もあります。
年式が1年くらいと新しいものにかかわらず、走行距離が3万キロを超えているものは避けた方がいいでしょう。オーナーがかなりハードな乗り方をしている可能性が高いからです。
通常は1年で1万キロ程度の走行距離がベストです。
クルマの価格を重視するなら6〜10万キロ
一般的に、車は走行距離が5万キロを超えると、価格が下がります。
これは購入する側が「5万キロを超えているクルマを買うのはちょっと・・・」と、二の足を踏むことが多いからです。
しかし、逆に言えば、こうした中古車は価格が下がるため、安く買いたい人にはおすすめです。
激安で中古車を買いたいなら10万キロ越え
今のクルマは走行距離が10万キロを越えても、十分走ります。
しかし、中古車購入層からは10万キロ越えのものは嫌われます。
そうなると、当然価格は大幅に下がるため、激安で手に入れることが可能となります。
前述した評判の良い信頼できる中古車販売店で買うなら、10万キロ越え中古車も選択肢の一つとなるでしょう。
車検・保証の有無をチェックする
これはすでに別の記事でも紹介していますが、中古車は保証が非常に大事です。
たとえば、車検は2年ごと(新車は3年)に受けなければなりませんが、できるだけ長いものを選んだ方がいいのは間違いありません。
中古車販売店の中には、自社の整備工場があり、車検費用を最小限に抑えているところもあるので、購入時はその辺もきちんとチェックしておきましょう。
ちなみに、余談ですが、タイヤの状態は要チェックです。
タイヤの溝があまりにもすり減っていた場合、タイヤ交換をしないと車検に通らないことがあります。
そうなると、結局出費がかさむことになるので、購入時は販売店でしっかりと確認するようにして下さい。
さらに、これはあたりまえのことですが、事故車や修復歴のある車は絶対に避けるように細心の注意を払って下さい。
評判の良い中古車販売店であれば、隠したりすることはありませんが、そうでない店の場合は、査定表を見せてもらうなどの対策を取るようにしましょう。
また、アフター保証については、できるだけ加入しておくようにしましょう。
おすすめは、「カーセンサーアフター保証」と「グー保証」です。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
インプレッサ中古車の探し方 お買い得車を手に入れるテクニック
おとり在庫にだまされないようにしよう!
不動産業界では、「おとり物件」という言葉がよく知られています。
実際には購入できないのに、客寄せのために広告を出している物件のことです。
これは中古車業界にもあって、「おとり在庫」と呼ばれます。
値段も状態も魅力的なクルマを広告掲載して、客を呼び寄せるものです。
で、広告に釣られて店に行くと、「ついさっき売約済みになりまして。コチラのクルマをおすすめですよ」と言われ、購入を持ちかけられるというカラクリです。
実は、こうした「おとり在庫」商法は、中古車業界でよく行われており、注意が必要です。
「おとり在庫」は中古車サイトでは禁止されていますが、実際にはそれを確かめる方法はなく、ネットで中古車を探すだけでは「おとり在庫」かどうかを見分けることはできません。
もし、実際に店に行って「さっき売れたばかりです」と言われたら、その店は信用できないと考えた方がいいでしょう。
こうした悪徳中古車業者に当たらないためにも、購入したいクルマのある中古車販売店の評判はしっかりとチェックしておくようにしてください。
まとめ
ということで、中古車選びで失敗しないための5つのチェックポイントをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
最後にポイントをおさらいしておきます。
・中古車販売店の評価をチェックする
・中古車の査定表を見せてもらう
・走行距離と年式の基準を知っておく
・車検・保証の有無をチェックする
・おとり在庫にだまされない
以上が中古車選びのチェックポイントです。
特に、中古車販売店のクチコミ評価をチェックしておくことは重要です。
中古車を探す時は必ず店の評判を知っておくようにしましょう。